wzmx’s diary

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漂流というより、もう営みみたいになってる

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 自分の中の漂流ものは、うんと小さい子供の頃、『ロビンソン・クルーソー』『十五少年漂流記』を買い与えられた時に始まり、中学生の頃に自分で見つけ出した『神秘の島』にネモ艦長が現れた時に何かがピークを迎え、高校生の頃にいろんな人との縁で出会った『蠅の王』で終わった。『蠅の王』に出会った時、僕の中に突然現実世界の魔術が現れて、全てを流し去ったような気がする。「ジェダイはそんなものは求めない」と言われた時のルーク・スカイウォーカーの表情を思い出して欲しい。とは言え、当時の僕は、ああいった現実世界の響きにこそ本物らしさを感じていた時期を過ごしており、そういったものに惹かれていた。あの時、長い探求の旅は終わったんだと思っていた。満足していた。今考えればとんでもない話である。


 普通の子供は、どこで漂流ものに出会うんだろう。『ナディア』で始まり、そこで何となく終わるんだろうか。『ナディア』のネモ艦長は、魂の器をしっかり持ちすぎていて、全然「誰でもない男」に見えない。誰でもない男はもっと悲しそうにしていなければならない。そんなことはないですかね? これも個人的な呪いですか?

 

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