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wzmx’s diary

wzmさんがインターネットを楽しんでいる様子をごらんください。

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ローグワン観ました。※ネタバレあり

※すごくネタバレをしています。もう信じられないくらい。こんな節操の無いネタバレをする人はじめてみた。ひくわー。

 

 ローグワン、観てきました。ラスト、あんなに綺麗にエピソード4に繋がるとは思わなかった。しかも最後のセリフまでサブタイトルに繋げてきてる。

●日本語のロゴが良い。

 最初に目に飛び込んでくる公式ロゴがすごくかっこいいですね。Wikipediaで同じものが見れます。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー - Wikipedia

 僕はあのロゴ、大好きです。最近のロゴにありがちな、スタイリッシュな雰囲気とはまた違った感じ。「これは本物の神話なのです!」「伝説の時代の話なのです!」という意気込みがビンビン伝わってくる。

oriver.style

 お母さんの買ってくるお菓子みたい? はぁ? そりゃあんた、順序が逆で、お母さんの買ってくるお菓子の方が、「伝統的なお菓子ですよ、品質が保証されてますよ」というイメージを喚起させるために、ああいうロゴを使ってるんですよ。あっちはイメージの拝借。こっちは本物の架空の神話。全然違うわ。今すごい変な日本語が飛び出した気がする。あっでも明治のミルクチョコレートは大好きですよ。

 

●架空の世界に浸ろうとする観客の目を覚まさせるように突然挿入される現代戦のイメージ

 砂漠の惑星のモチーフはスターウォーズシリーズに頻繁に描かれているイメージの一つですが、その延長線として現代の砂漠の国の戦争を強く喚起させる映像を打ち出してきたのが予想外でした。「ルーカスが子供時代に親しんだ冒険映画のノリを再現する」という、これまでのスターウォーズとはだいぶ違う趣向のシーンだったように思います。

 明らかにこちら側の世界の戦車を彷彿とさせる車両、それに付随する歩兵集団、そこにターバンで顔を覆ったゲリラの民兵が、手榴弾や小銃で戦闘を仕掛けるって、いろいろ大丈夫か、これ。捕虜の顔に袋を被せるのとか、完全にあれラム国じゃん。
 多分、架空の世界の戦争とこちら側の世界の戦争の境界線を曖昧にする仕掛けだったんだと思います。あの戦闘は主人公が反乱軍に所属するようになってからの初陣に当たるわけですが、そこで突然現代戦を彷彿とさせるシーンで迫ってこられると、「これから始まるのは本物の戦争なんだ」という印象がこちら側の世界の住人の脳裏にも強く焼き付けられますから、以降の全ての戦闘シーンの緊張感がぐっと増したように思う。
 そういえば、去年に邦人も犠牲になったテロが起こったチュニジアスターウォーズのロケ地によく使われることで有名だけど、今回はどうだったんだろうか。


●ほんとに反乱「同盟」軍だった。

 スターウォーズファンとして個人的に大きな収穫だったのは、反乱同盟軍がどんな構造の組織なのかがはっきりしたことです。ほんとに反乱「同盟」軍だった。複数の組織が寄り集まって構成されていて、それぞれのトップが集まる「評議会」で行われる話し合いで物事が決まる。いや、そういった設定は元々あったらしいんですが、ああやって映像で分かる形で描かれたのは大きいと思う。今後の(僕の個人的な妄想の中での)反乱同盟軍に関する描写に大きな影響を与える、ちょっとした事件でした。


●モン・モスマ最高! 絶好調だ!!

 反乱同盟軍と言えば! モン・モスマの出番が多かったのが本当によかった。善玉のボスっぽい白服の熟女ね。既にエピソード6で登場してたんですが、泥臭い印象の拭えない反乱同盟軍の中で一人だけ高貴な輝きを放っていて、すごく好きなキャラクターだったので嬉しいです。子供の頃に遊んだスピンオフのゲームでも登場していたので、思い出深いし。

 お転婆なレイア姫も今風のヒロイン枠としては正しいと思うんですが、やはり善玉の本当に偉い人はああいう雰囲気でなくちゃなー。
 同じような雰囲気を持つアクバー提督とモン・カラマリの仲間たち(ギョロ目の魚っぽい顔の異星人)も好きだったんですが、彼らの同胞もゾロゾロと出てきて最高でしたね。


●宗教的要素は控えめにされていたけど、かえってよかった

  実はスターウォーズって、ルーカスの日本好き趣味が色濃く世界観に現れている割には、いかにもモンゴロイド顔なヒーローが主人公格として活躍したことってあんまりなかった気がします。(3Dアニメシリーズ未チェックなので、実は普通に大活躍した過去があったら申し訳ない。)

 ただ、個人的には「欧米人が自分の宗教観を保持したままアジア宗教も模倣するとこうなるんだなー」という楽しみ方がしやすくなるので、白人だらけなのも良いかなって感じでした。むしろ、もろに日本人顔な俳優がライトセーバー振り回してると、本当にただのサムライになってしまい、それはそれでスターウォーズっぽさが薄れる気もするんですよね。
 で、ローグワンですが、チアルート・イムウェという、超モンゴロイド顔をした、杖術使いの元僧兵が登場しています。
 正直、チアルートに関しては、観る前はちょっと不安でした。自分の感覚だと、ライトセーバーを持たないフォース使いって、ちょっと邪道っぽかったので…。彼がフォースについて何か語るたびに、自分の中のフォースのイメージが崩れていきやしまいかというのが、ローグワンを観る前に僕が感じていた唯一の不安でした。
 でもいざ観てみたら、彼もすごくよかったですね。劇中での彼、本当にただの戦士なんですよね。ひたすらカンフーっぽい動きをするだけの人で、ほとんど思想家ではなかった。ちょっと安心した。何らかのお題目を唱えるという、営みとしての宗教は描写されるんですが、それを唱えるのにどういう意味があるかとか、彼の住んでいた寺院にどういう歴史があったのかとか、彼自身の思想についてとか、そういう背景の詳細はほとんど解説されなかった。

 劇中のチアルートの役割は、思想家としてフォースについて説くというより、ひたすら戦士であること、それにローグワンの物語の中にフォースの存在を引き入れることでした。なんだかんだ言って、フォースが全然登場しないスターウォーズなんて、スターウォーズじゃないし。
 やはり、我々にジェダイの思想を最初に説いてくれるのは、オビワンでなければならなかったのです。チアルート自身も教師というより寺院の番人のような人ですし、偉大な正統ジェダイの生き残りであるオビワンやヨーダを差し置いて、先に我々にジェダイの思想のなんたるかを語るのは、チアルート自身も望まないでしょう。
 あと、ローグワンのメンバーって、意外と戦士が少ないですよね。工作行為が得意な人が主で、純粋に戦闘に特化した人って、チアルートと相棒のベイズ・マルバスしかいない。この二人がいないと、スパイとパイロットと警備ドロイドだけで激しい地上戦を切り抜ける展開になってしまう。物語に説得力を与えるために、どうしても地上での戦闘に特化したチアルート達が必要だった。重火器ダルマのベイズ・マルバスと、しなやかな戦士チアルート、このコントラストもよかったですね。


●ダースベイダー無双、立ち回りの地味さがかえってよかった

 劇中ではあんまり人を殺してない、と言われることもあるダースベイダーですが、ほんとにちゃんと強いんだぞ、という説得力を与えるためのシーンがラスト近くにありましたね。
 立ち回りとしてはあまり派手さはなく、アナキン時代と比べると非常に地味でしたが、場所が狭いですし、相手がモブ兵士なので、そんなもんだと思います。実力差がありすぎて全く戦闘になってない感じでしたね。ほんと、虫を払うように振舞ってた。「設計図どこかなー?」としか思ってなさそう。かえってよかった。絶望感がすごかった。今思い出してもゾクゾクする。
 あと、ここであまりに派手な戦い方をしてしまうと、後のオビワン戦での地味さが強調されてしまう。ローグワンでの立ち回りが地味だったことによって、オビワン戦での地味さにもある程度の説得力が出るようになってる。

参考:

www.youtube.com

www.youtube.com

 

キャリー・フィッシャーキャリー・フィッシャー

 キャリー・フィッシャーが本当にキャリー・フィッシャーでしたね。いやキャリー・フィッシャーではないんだけれども! キャリー・フィッシャーもすごかったけど、ターキン提督も頻繁に登場するのにずっとターキン提督ですごかった。中の人とっくに亡くなってますもんね。当たり前だけど。90年代に亡くなってます。